1985年発足

整形外科医 萩原一耀(日本靴医学学会創設メンバー)

会発足の1985年当時、科学的に子ども靴を研究したものは殆どなく、現在の日本靴医学会の前身である靴医学研究会の開催も翌年1986年からでした。まず、子どもの足と靴の実態把握を目的として研究をスタートしました。

メンバー構成

会の目的は「子どもの足に良い靴」の研究です。会発足当時のメンバーは、整形外科医、大学教授を中心とした各専門家、靴メーカーや卸・小売店等の靴業界人でした。医学やその他の分野のアカデミズムと靴業界が「子どもの足と靴」の調査・研究に取り組んできました。まさに産学官連携の先駆けで、日本で一番古い足と靴の研究会です。

足型計測調査の歴史

◾️神戸市内保育園対象の調査
1986年 5歳児21名(男子15名、女子6名)

◾️幼稚園年少組から中学校3年生までの12年間の検診
1989~2000年 1年毎(3月調査)
1995年は9月調査(阪神淡路大震災のため)

◾️神戸市内保育園児の調査
1998~2010年 1年毎(6月調査)
2003~2006年 3カ月毎調査

◾️幼稚園内で履く「上履き」の試作と着用試験
2007年 5歳児35名

◾️2008年以降、神戸市内の保育園で年1回継続調査を実施
(2013年は3ヶ月ごとの計測を実施)3歳児〜5歳児

調査結果は日本靴医学会等で発表・論文投稿を行なっています。